【賛同と参加のお願い】 「 変えよう! 日本と世界 」 第5回 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都

「 変えよう! 日本と世界 」
第5回 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都

上記集会への賛同と参加のお願い
             
 2011年3月11日は人類史上、もっとも記憶すべき日になりました。大地震津波による大災害で、2万5千人以上の尊い命が瞬時にして奪われました。それにも増して東京電力福島原発炉心溶融という大事故は、周辺住民の仕事、住家と一切の財産を消滅させ、懐かしい故郷には二度と戻れぬ廃墟と化しました。そればかりか、現在と未来の人間の生命に計り知れない危険と被害を及ぼしつつあります。

 そもそも原子力は開けてはならぬ「パンドラの箱」でした。それを無限の殺りくのために「原爆」として開発・使用し、あのヒロシマナガサキの大悲劇をもたらしました。原子力の「平和利用」とは、それと同じ技術体系のものです。現在、世界各地に数百基の原発をつくり、「明るい未来のエネルギー」などという美名のもとに市民にその利用を押しつけてきた各国の政府・財界・マスコミ・御用学者は今回の原発事故に直接の重大な責任を負っています。まず、私たちはその全責任を徹底的に追及すべきです。

私たちは、日本各地にある全ての原発の稼働を中止し、廃炉に追い込み、再生可能なエネルギーを使う社会に変え、人びとに無限の災厄をもたらす今の政治・経済構造と、それを許してきた日本社会のありようを根本的に改める行動に立ち上がるべきです。

 すでにドイツやイタリア、スイスでは政府や市民が変革の舵をとりました。その他の国々でも変化が始まっています。「フクシマ」という大きな犠牲を出した日本こそ、世界の変革の運動の先頭に立つことが問われています。

 私たちは、今秋、5回目になる「反戦・反貧困・反差別共同行動in京都」を開催します。今
回は、これまでの「このままでええの?!日本と世界」の集会名称を、この間の脱原発の取り組みから、私たちの気持ちを今一歩前に出した「変えよう!日本と世界」に変更することにしました。今後とも変わらぬご協力をお願いします。

 また、今回は、「さよなら原発 1000万人アクション」を呼びかけられたルポライター鎌田慧さんと、ドイツから緑の党(連邦議会議員)を招聘し、10月15、16日の2日間連続で「脱原発―どんな社会をめざすのか」を主テーマに、別紙のような討論(シンポジウム)と、行動(集会とデモ)にしました。一人でも多くの方々の参加と行動を期待する次第です。併せて、ドイツからの招聘もあり2日間の取り組みには多くの費用がかかりますので、趣旨をご理解いただき、賛同とカンパをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

2011年夏 
    
 反戦・反貧困・反差別共同行動(きょうと)
            代表世話人 仲尾 宏